
香川 靖雄先生
女子栄養大学 栄養学部 教授
(女子栄養大学大学院,女子栄養大学短期大学部,香川調理製菓専門学校)
東京大学大学院 第二基礎医学 博士課程修了 博士。生体エネルギー学、人体栄養学、分子生物学を専門とし、栄養学に関する著書多数。 1996年4月紫綬褒章(第2552号)、2006年11月瑞宝中綬章(第11846241号)を受賞。栄養学に関するテレビ出演多数。
トップ>葉酸サプリはどうして必要?>葉酸とは?必要な理由と摂取のポイント>葉酸知りたいこと100>日本人女性は葉酸が不足しやすいって本当?
日本人女性の約64.9%が葉酸を利用しにくい遺伝子タイプだと言われています。これは図のMTHFRという酵素の遺伝子のTT型とTC型を持っている人の合計です。
さらに厚生労働省の調査によると、葉酸の摂取量は年々低下して、日本人女性が実際摂取している葉酸の量は推奨量の約半分、正確には2019年の国民健康栄養調査で、妊婦で平均値243±79μg(中央値253㎍)、20-29歳女性で226±129㎍(中央値209㎍)に過ぎません。これは食事摂取基準に定める妊婦の葉酸推奨量480μgの約半分です。一般的に日本人女性は葉酸が不足しやすい状況であると言えます。
※1 ※ 出典:1)Hiraoka M et al: Biochem Biophys Res Commun2004; 316(4): 1210-1216.
「葉酸知りたいこと100」の監修
継続的な葉酸摂取で悪玉アミノ酸「ホモシステイン」を抑えましょう
エレビットに含まれる葉酸とマルチビタミンは赤ちゃんの発育のために必要です。そして「ホモシステインを抑える」という役割をしています。
ホモシステインとは、たんぱく質を摂ると生成される悪玉アミノ酸です。葉酸やビタミンB群が不足するとからだに蓄積され、様々な悪影響を与えてしまいます。
そのため、葉酸800μgとビタミンB群が入ったエレビットを妊活〜出産後まで継続的に飲んでいただき、悪玉アミノ酸「ホモシステイン」を適正な値にキープしましょう。
Last Updated : 2022/Nov/9 | CH-20221108-30