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妊活とは?いつからどう始めればいい?

赤ちゃんを授かりたいと考えたら「妊活」を始めましょう。でも、具体的にどんなことをすればよいのでしょうか?
妊活とは
妊活とは「妊娠活動」のこと。妊娠に関する知識を得たり、妊娠に向けて体調管理を心掛けたりすることです。
女性は30歳を過ぎると、妊娠の可能性が少しずつ減少してきますので、妊活はなるべく早く始めましょう。これは男性の場合も同じこと。「赤ちゃんが欲しい」と思ったときが、妊活を始めるタイミングです。
妊活の方法
毎日の生活を見直す
健康な精子や卵子は、健康な体から作られます。それには日々栄養バランスの整った食事を3食きちんと摂り、適度な運動、禁煙、じゅうぶんな睡眠をとるよう心掛けましょう。
栄養のなかでは特に葉酸が重要です。胎児の脳や神経は妊娠の初期から作られ始めますが、それには葉酸が大きく関わっています。そのため妊活中から、十分な量の葉酸を摂る必要があるのです。
基礎体温の測定と記録
基礎体温は、体温に影響を与える条件(運動や食事など)を避けて測定します。通常は目覚めてすぐベッドで横になったまま、専用の婦人体温計で測ります。こうして基礎体温を毎日測定・記録すると、排卵のタイミングがわかるようになってきます。
妊娠可能な年齢の女性は、およそ2週間ごとに「低温期」と「高温期」が訪れます。この低温期から高温期に切り替わるときが排卵日です。
排卵日を予測し、タイミングを合わせる
排卵日が予測できるようになったら、排卵予定日の2日前から予定日までに、性交のタイミングを複数回合わせると、妊娠の可能性がアップします。
基礎体温法で排卵日がつかみにくい場合は、超音波検査や尿や血液のホルモン値を測定して、排卵日を予測する方法があります。かかりつけの産婦人科で相談してみましょう。
ブライダルチェックを受ける
ブライダルチェックは、妊娠に影響する病気がないかを調べる検診です。クリニックによって多少内容は異なりますが、血液検査、性感染症検査、女性ホルモン分泌検査、子宮の内診や超音波検査などが一般的です。同様に男性向けの検査もあり、血液検査や精液検査などを行います。

不妊症とは
以前は、性行をしても妊娠しない状態が2年間続いた場合を不妊症としていましたが、現在では1年間に短縮されています。
妊活をしてみて1年経った段階で妊娠していなければ、一度産婦人科や不妊治療施設を受診するようおすすめします。
また、以下の場合は1年を待たずに相談するとよいでしょう。
- 30歳以上で妊娠を希望している
- 月経周期が不規則
- 子宮内膜症や子宮筋腫などの婦人科疾患がある
- 骨盤腹膜炎(クラミジアや淋菌などが膣から子宮や卵巣に感染し炎症を起こした状態)にかかったことがある
不妊症の治療
病院では不妊の原因を調べる検査を実施し、それに合わせた治療を行います。
タイミング法
超音波検査や尿検査、血液検査で排卵日を予測し、性行為のタイミング指導を受けます。
排卵誘発法
内服薬や注射で卵巣を刺激して排卵を促します。
内視鏡手術
子宮や卵管を内視鏡でチェックし、ポリープや子宮筋腫を切除したり、卵管の通りを良くしたりします。
人工授精
採取した精液から健康な精子を取り出し、排卵の時期に合わせて子宮内に注入します。
体外受精
腟から卵巣に針を刺して採卵した卵子を、体外で受精し、後日受精卵を子宮内に戻します。
顕微授精
卵子のなかにひとつの精子を直接注入して受精します。

妊活のポイントは夫婦でいたわり合うこと
妊活がすぐに実を結ばないことは珍しくありません。そんなときは自分や相手を責めるのでなく、互いにいたわり合うことが大切です。赤ちゃんを授かりたいというのは、お二人の願いであり目標のはずです。一人で頑張るのではなく、二人で協力して妊活を進めていきましょう。
また、妊活について疑問や不安があれば、かかりつけの医師に相談してみましょう。
この記事は2021年10月6日時点の情報です。
※2021年9月 合同会社カンター・ジャパン調べ インターネット調査 調査対象:産婦人科、産科、婦人科、生殖医療科、不妊治療科150名

Last Updated : 2021/Sep/30 | LMR-CH-20210816-10