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妊娠中期とは?
~おなかの中で赤ちゃんがすくすく成長~
妊娠中期とは、妊娠5ヶ月から7ヶ月(妊娠16から27週)までをさします。
妊娠5ヶ月(16~19週)にはつわりが治まっている人も多いでしょう。お母さんは子宮が大きくなり、それにともない便秘や息切れといった症状がみられることもあります。また、赤ちゃんの性別がわかるようになるのもこの頃で、初めて胎動を感じる人もいるでしょう。
6ヶ月(20~23週)になると、お母さんのおなかが大きくなり、どんどん目立つようになります。おなかの赤ちゃんは、脂肪や筋肉がつきはじめ、頭と足、体が3分の1ずつになり、バランスが良くなってきます。また、聴力の発達とともに、お母さんの声や呼吸音が聴こえるようになってきます。
7ヶ月(24~27週)になると、赤ちゃんは手を吸ったり握ったり姿勢を変えたりといった活動と、休息を繰り返すようになります。赤ちゃんの成長にともない、お母さんの子宮もどんどん大きくなり、おなかや消化管を圧迫して、消化不良や便秘になることも。また、この頃に妊娠線ができる人もいます。
このように、妊娠中期はおなかの中の赤ちゃんがすくすくと成長する時期です。お母さん自身の体の変化も大きく、妊婦さんならではの大変さもあるでしょう。でもその分、おなかの中の赤ちゃんが、元気に動いているのを感じることができる時期でもあります。
監修
1998年愛媛大学医学部附属病院 産婦人科准教授を経て、 2005年に愛媛県立中央病院 産婦人科主任部長。2012年より愛媛県立中央病院 総合周産期母子医療センター長、2019年より医療法人竹村医学研究会 小阪産病院院長を務めた後、小池病院勤務。