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妊娠初期とは?
~赤ちゃんがおなかに宿り、安定するまでの大切な時間~
妊娠初期とは、妊娠1ヶ月から4ヶ月(妊娠0から15週)までをさします。
妊娠1ヶ月といっても、0~2週の間は、おなかの中に赤ちゃんはいません。卵が受精し、子宮に着床して妊娠が成立するのは、3週頃です。この時期には、まだ妊娠していることに気づくママはほとんどいません。
2ヶ月(4~7週)になると、生理が止まって「もしかして妊娠かも?」と気づく人が出てきます。この頃は、赤ちゃんの脳や脊髄へ発展する神経管など大事な部分が作られる大切な時期です。この頃から、妊婦さん特有のつわりの症状が始まります。
3ヶ月(8~11週)になると、乳房や子宮が少しずつ大きくなってきます。つわりがピークとなり、吐き気や食事がのどを通らずに、少しつらい思いをする妊婦さんが出てくるかもしれません。この頃の赤ちゃんは、胎芽から胎児となり、少しずつ人らしく変わっていきます。
4ヶ月(12~15週)になると、ママの顔が赤くなる妊娠性紅潮が始まり、体もふっくらしてきて、見た目で妊娠していることがわかるようになります。そして、辛いつわりも徐々に治まり、食欲が出てきて、だんだんと体が安定してくるようになります。この時期の赤ちゃんには髪や爪ができ、生まれたときに呼吸ができるように、羊水を吸ったり吐いたりして呼吸の練習を始めます。
このように、妊娠初期は赤ちゃんとの出会いである妊娠の成立から、赤ちゃん誕生のスタートを切る大切な時期なのです。
監修
1998年愛媛大学医学部附属病院 産婦人科准教授を経て、 2005年に愛媛県立中央病院 産婦人科主任部長。2012年より愛媛県立中央病院 総合周産期母子医療センター長、2019年より医療法人竹村医学研究会 小阪産病院院長を務めた後、小池病院勤務。
※2024年1月 株式会社RJCリサーチ調べ インターネット調査 調査対象:産婦人科、産科、婦人科、生殖医療関連診療科 150名
Last Updated : 2022/Feb/15 | CH-20220201-04