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妊娠力を上げるためには?体を動かす意外なメリットとは?

第4回 2021/11/28放送
〜スペシャルインタビュー:HORACグランフロント大阪クリニック院長 森本 義晴さん〜

体を整えるために必要なもの

中村:今日は、妊娠力を上げるために自分でできることを教えてください。
体全体を整えるために、まず何が必要ですか?

 

森本:大事なことは「前向きな気持ちを持つ」ということです。
日常生活は非常にストレスが大きいのですが、それを前向きにもっていくことが一番ですね。音楽や映画、ドラマといった趣味を持つということも大事です。
私がいつも言っているのは「パソコンの前に座って、”不妊”とか、”体外受精”とかいうキーワードは叩かないでください」ということ。やはり、頭を使うより体を使うようにおすすめしています。

体を動かすことで生まれるメリット

森本:運動に関しては、ピラティスやヨガ、ウォーキングや水泳などの有酸素運動をゆったりやるのが、一番効果が高いです。

 

中村:体を動かしているときは、妊活のことや悩みを考えないことも多いですね。

 

森本:そうですね。80人にアンケートをとったところ、体を動かすことで「身体的に良くなった」という答えもありましたが、まずは「夫婦仲が良くなった」という意見が多かったんです。

 

中村:そうなんですね。

 

森本:「前向きになった」、「なんでもポジティブに考えられるようになった」。そういうご意見が非常に多かったですね。できるだけご夫婦が明るく前向きでいると、赤ちゃんも授かりやすいと思います。

 

中村:ご夫婦が仲良くされていたら、妊活がどんな結果だったとしても、その先の人生がきっと違いますね。

大切なのは「視点を変える」こと

森本:一生懸命取り組んでも妊娠されないという方もいらっしゃいますが、妊活にむけた努力は、アンチエイジングです。だから、妊活にはどんどんきれいになる、病気にもなりにくい、年も取りにくいというメリットもあるんですよ。

 

中村:では、赤ちゃんだけではなく、広い視野で健康を考える方が、よりよいということでしょうか?

 

森本:気持ちにゆとりができることで妊娠につながることもあります。
妊活には技術も大事ですが、心と体の総合力が妊娠力を上げるのだと思います。ぜひ少しだけ視点を変えて取り組んでいただくと、また目の前の世界が変わってくると思います。

 

中村:「視点を変える」という大事な言葉をいただきました。大変参考になりました。ありがとうございました。

※ラジオ番組「エレビット presents 大切なあなた」をもとにwebコンテンツとして再構成しています。