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妊娠中・授乳期に知っておきたい
「DHA」の話

妊娠中や授乳期、「赤ちゃんのためにできることをしたい」と思う方は多いのではないでしょうか。このような時期に注目されているのが、青魚などに多く含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)です。DHAは、お母さんの健康だけでなく、赤ちゃんの脳や神経の発達にも関わる大切な栄養素。でも、「魚が苦手」「サプリは大丈夫?」と迷う方もいらっしゃるかもしれません。今回は、国際医療福祉大学 産科婦人科学教授 永松健先生に、妊娠中・授乳期におけるDHAの役割と、無理なく摂るコツについて伺いました。

※ バイエル薬品(株)が永松健先生にご依頼し、いただいたコメントを編集のうえ掲載しています。

永松健先生

DHAってどんなもの?どんなはたらきがあるの?

DHAは体内でほとんどつくることができない、脳や神経細胞のはたらきを支える必須脂肪酸

DHA(ドコサヘキサエン酸)は、体に欠かせない「脂肪酸」の一種で、人の体では他の栄養素からほとんどつくることができない必須脂肪酸です。そのため、そのものを食事から摂取する必要があります。DHAは「よい脂(=油)」として知られ、イワシやサバ、サンマなどの青魚に多く含まれています。
正確には、DHAは「油そのもの」ではなく、油をつくる成分(脂肪酸)のひとつです。体の中では細胞を包む細胞膜や、脳、神経、目(網膜)に多く含まれています。細胞膜は、栄養や情報を出し入れする“入口と出口”のような役割を持っているので、DHAが十分にあると膜がしなやかになり、脳の情報伝達や神経のはたらきがスムーズになります。

永松健先生

お母さんと赤ちゃんを支えるDHA

お母さんと赤ちゃんの健康を守り、体のバランスを整えるDHAの力

DHAは青魚に多く含まれるオメガ3脂肪酸(n-3系脂肪酸)の一種です。一方、植物油や油を使った加工食品にはオメガ6脂肪酸が多く含まれています。
どちらの脂肪酸も体にとって必要ですが、現代の食生活ではオメガ6脂肪酸の摂取が多くなりがちで、体内のオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸のバランスがくずれやすいといわれています。このバランスを保つことが健康を維持するうえでとても大切です。
DHAは妊婦さんと赤ちゃんのどちらにとっても欠かせない栄養素です。オメガ3脂肪酸(DHA)を意識して摂ることでバランスを整えましょう。

妊娠中・授乳期にDHAが大切な理由

胎盤を通じて母体から胎児へ運ばれる、発育に重要なDHAのはたらき

胎児は体をつくっている段階ですので、お母さんの体からDHAなどの栄養素が十分に届くことが必要です。
妊娠初期・中期にお母さんの体に蓄えられていた脂肪は、妊娠後期になると分解されて脂肪酸となり、胎盤を通じて赤ちゃんに届けられます(図1)。ただし、体の中でつくられるDHAの量はとても少ないので、食事から摂ることがとても重要です。
お母さんと赤ちゃんをつなぐ胎盤は、DHAなどの大切な脂肪酸を赤ちゃんに届ける役割を担っていて、このような脂肪酸を優先的に送り届けています。その仕組みのすべてはまだ解明されていませんが、胎盤には赤ちゃんに必要な栄養素を見分け、優先的に届ける精密なはたらきがあると考えられています。

図1 お母さんと赤ちゃんの体内の脂肪の量

お母さんと赤ちゃんの体内の脂肪の量

岡田知雄 : オレオサイエンス 11(10), 365 371 (2011)より改変して作図

妊娠中にDHAが大切な理由

お母さんから届けられるDHAが、赤ちゃんの脳や神経の発達を支える

妊娠中は赤ちゃんの体がつくられる期間です。とくに脳は妊娠中期からぐんと成長するため、この時期はDHAなどの栄養素をしっかり摂ることが大切です(図2、図3)。
お母さんの体内でDHAが不足すると、胎盤を通して赤ちゃんに十分な量を届けることが難しくなります。とくに妊娠後期は胎児の成長が急速に進み、脳や神経が発達する時期です。この時期に十分な量のDHAを届けることが、赤ちゃんの健やかな発育につながります。
また、年々魚の摂取量が減っていて、特に若い世代ほど少なくなっています。妊娠がわかった段階から意識的にDHAを摂り始め、妊娠中・授乳期まで継続して摂取することが理想的と考えられます。

図2 赤ちゃんの脳の表面積、大きさ

赤ちゃんの脳の表面積、大きさ

Huang H et al.: J Neurosci 29(13), 4263 4273 (2009)より改変して作図

 

図3 赤ちゃんの脳の重さ

赤ちゃんの脳の重さ

山城雄一郎 : 日本未熟児新生児学会雑誌 15(2), 199 207 (2003)より改変して作図

「魚は控えたほうがいい?」 妊娠中も安心してDHAを摂るために

魚を上手に食べながら、必要に応じて補いたい、妊娠中のDHAサプリメント

妊娠中は、約7割の女性が食生活に配慮している一方で、3割以上の女性は魚介類の摂取を控えていました(図4)。魚に含まれる水銀の摂取量がある一定以上になったとき、胎児に影響する可能性があることが指摘されているため、魚の摂取を気にする方も多いようです。しかし、マグロなどの大型魚を毎日たくさん食べ続けるのでなければ、普通の量の魚を食べる分には問題ないと考えられています*。
魚は、古くから日本人の健康を支えてきた伝統的な食材です。妊娠中も、魚を過度に避けるのではなく、種類や量に気をつけながらバランスよく取り入れることが大切です。正しい情報をもとに魚を選べば、妊娠中でも安心して食べることができます。
このように、意識して魚を控える方がいる一方で、つわりで魚が食べられないという方もいます(図5)。ほかにも、もともと魚が苦手という方もいるかと思います。そのような場合は、DHAのサプリメントを取り入れるのもよい方法だと思います。
妊娠中は体も心も変化が大きく、食の好みも変わりやすい時期です。無理をせず、自分に合った形で栄養を補うことが大切です。

*厚生労働省「これからママになるあなたへ お魚について知っておいてほしいこと」
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/suigin/dl/051102-2a.pdf
(2025年10月閲覧)

 

図4 妊活に関する意識調査 妊娠中の食生活への注意 

図5 妊活に関する意識調査 つわりによる食事への影響

つわりによる食生活への影響

DHAは「妊娠初期から出産後の授乳期まで長く継続して摂る」が理想

妊娠初期から授乳期まで続けて摂りたい、赤ちゃんの脳と神経の発達を支えるDHAの重要性

食事から十分なDHAを摂れないときは、サプリメントで補うのもひとつの方法です。DHAを含むオメガ3脂肪酸の目安摂取量は、1日あたり約1.7g*。「エレビット 植物性DHA」には、1日あたりDHAが200mg含まれています(イワシ1匹分ほど)。魚をあまり食べない方でも、毎日無理なく続けられるでしょう。

*「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001316463.pdf(2025年10月閲覧)

サプリ選びは「品質」と「安全性」がポイント

DHAのような脂肪酸は空気中の酸素と結びつきやすく、時間が経つと品質が低下する可能性があります。そのため、製造や保存の管理がしっかりしている製品を選ぶことが大切です。パッケージやメーカーの情報を確認し、安全基準を満たす、信頼できる製品を選びましょう。
魚のにおいが気になる方には、魚特有のにおいがない植物由来のDHAがおすすめです。植物性だと、水銀を含む海洋汚染の影響もありません。また小粒で飲み込みやすいなど、妊娠中でも無理なく続けられるかもポイントとなります。
なお、DHAサプリメントは食後に摂るのが理想です。食事に含まれる脂質と一緒に摂ることで吸収が高まります。飲み方は、1日に1回でも2回に分けても大丈夫です。生活リズムに合わせて無理なく、毎日続けることが大切です。

永松先生のアドバイス―妊娠中・授乳期に知っておきたいDHAのポイント

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  DHAは体内でほとんどつくられない必須脂肪酸で、赤ちゃんの脳や神経の発達を支える大切な栄養素です。

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 妊娠後期にはお母さんのDHAが胎盤を通して赤ちゃんへ届けられます。脳の発達が進むこの時期に十分なDHAを届けるためにも、妊娠がわかったときから意識して摂るようにしましょう。

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 DHAは、妊娠初期から出産後の授乳期まで長く継続して摂ることが理想です。

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 サプリメントでDHAを摂る場合は、品質と安全性が最も重要です。品質管理がしっかりされている製品を選びましょう。

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 魚が苦手な方や、魚のにおいが気になる方には、植物性DHAがおすすめです。

永松健 先生プロフィール

中井 章人先生

国際医療福祉大学 産科婦人科学 教授
永松健 先生

日本産科婦人科学会専門医・指導医、臨床遺伝専門医、超音波専門医・指導医、周産期(母体・胎児)専門医、日本不育症学会認定医。 東京大学医学部医学科卒業後、ミズーリ州立大学コロンビア校産婦人科学研究室での活動を経て、2012年より東京大学医学部附属病院にて女性診療科・産科の講師、准教授を経て、2022年より国際医療福祉大学成田病院 産婦人科にて現職を務める。

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Last Updated : 2026/Jan/19 | CH-20260113-03