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妊活中・妊娠中の女性は葉酸サプリを飲んだほうがいい? 他にも飲んだ方がいいサプリメントはある?
「妊活中や妊娠中の女性は、葉酸サプリを飲んだほうがいい」という話を聞き、葉酸サプリの摂取を始めようと考えている方もいるでしょう。しかし、実際にサプリメントを選ぼうとすると、葉酸以外にも各種ビタミン、マグネシウムをはじめとしたミネラル、アミノ酸、コエンザイムQ10など、多様な栄養素を含むものがあり、どれがよいのか迷ってしまうのではないでしょうか。今回は、妊活中・妊娠中の葉酸サプリの選び方や、葉酸のほかに摂取したほうがよい栄養素についてご紹介します。
葉酸サプリを摂取する目的は?
葉酸は、ビタミンB群の一種で、赤血球の形成に大きく関わっている栄養素です。妊娠初期には、おなかの赤ちゃんの脳や脊髄(神経管)が形成される際に、葉酸が重要な働きをしています。葉酸摂取により妊娠初期に起こる先天異常のリスクが低減することが明らかとなっており、厚生労働省では、妊活中から妊娠初期に葉酸サプリの摂取をすすめています。
葉酸をサプリメントから摂取することをすすめている理由としては、栄養素は食事から摂取するのが基本ですが、おなかの赤ちゃんを安心して迎えられる血中葉酸濃度にするには、食事だけで摂取するのは、なかなか大変だからです。
アメリカなどの諸外国では、葉酸を食品に添加しているところもありますが、日本ではそうした動きがほとんどありません。そのため、日本人女性は葉酸が不足しやすい傾向にあります。それを補い、十分な量の葉酸を摂取するために、サプリメントが有効なのです。「妊活中や妊娠中は、葉酸サプリを飲んだほうがいい」といわれるのは、このためです。
なお葉酸は、摂取し始めてからすぐには最適な血中濃度を満たすことができないため、妊娠する1ヶ月以上前からの摂取開始が推奨されています。※ したがって、妊活を始めたらいつ妊娠してもいいように葉酸サプリの摂取を始めることが大切です。
※ 日本産科婦人科学会、日本産婦人科医会編:産婦人科診療ガイドラインー産科編2023より
葉酸サプリはどうして飲んだほうがいいの?体に負担はないの?
葉酸サプリを飲むことで、必要な量の葉酸を効率良く摂取することができます。
葉酸は大きく2種類に分けられます。ひとつは、食品に含まれている天然葉酸である「ポリグルタミン酸型葉酸」、もうひとつは、主に葉酸サプリなどに含まれている合成葉酸である「モノグルタミン酸型葉酸」です。このふたつを比べると、合成葉酸のほうが体内で効率よく利用されることがわかっています。そのため厚生労働省は、食事に加えて葉酸をサプリからも摂取することをすすめています。
とはいえ、なかには栄養の過剰摂取を気にする方もいるでしょう。厚生労働省が推奨する、サプリメントから摂取する葉酸の上限値※は、1日1,000μg(=1㎎)で、大量(1,000μg〜10,000μg)に摂取するとかゆみ・呼吸障害などの葉酸過敏症を起こすことがあると考えられています。食事から摂る葉酸の摂取量に上限値はありません。
葉酸は水溶性ビタミンのため、必要量以上を摂取すると体の外に排出され、体内に溜めておくのが難しいという特徴があります。
したがって葉酸については過剰摂取による体への負担を心配するよりも、不足しないよう注意することが重要といえます。葉酸サプリで、1日の摂取目安量を守りながら、体内で利用されやすい合成葉酸や、葉酸の代謝にかかわる栄養素を十分に摂取していきましょう。
※ 上限値:耐容上限量を指し、健康障害をもたらすリスクがないとみなされる摂取量の上限として定義されています
葉酸以外に摂ったほうがいい栄養には何がある?
妊娠中に積極的に摂取したほうがいい栄養素は、葉酸以外にもあります。
鉄とビタミンD
妊娠中、妊婦さんは自分と赤ちゃん2人分の血液を作る必要があるため、鉄分の推奨量が通常時の1.5倍に増加します。また、カルシウムも多く必要とするため、カルシウムの吸収を助けるビタミンDも積極的に摂取したほうがよいでしょう。日本女性の鉄とビタミンDの摂取量は、厚生労働省が推奨する量の半分にも達していないとの調査結果もあります。※
葉酸サプリメントを選ぶときは、一緒に鉄分とビタミンDが配合されているものを選ぶのがおすすめです。
※ 厚生労働省: 平成30年国民健康・栄養調査結果(妊婦、中央値)
厚生労働省:「 日本人の食事摂取基準(2020年版)」策定検討会報告書 30~49歳女性、妊娠中期・後期の推奨量・目安量
亜鉛、ビタミンC、ビタミンB6、ビタミンB2、ビタミンB12
亜鉛、ビタミンC、ビタミンB6、ビタミンB2、ビタミンB12の5つは、葉酸の吸収と代謝にかかわっている栄養素です。
栄養素は体の中でお互いに助け合って働いているため、1つの成分だけをたくさん摂るのではなくバランスよく摂取することが大事です。
葉酸サプリメントを選ぶ際には、これらの栄養素が含まれているかを確認するのも忘れないようにしましょう。
DHA
ママのおなかの中で赤ちゃんが成長する時には、DHAが必要です。そのため、妊娠中はDHAを多く含む魚介類の摂取が推奨されています。しかし、魚に含まれる水銀を気にすることなどにより、思うように魚を食べられないケースもあるでしょう。そんな時、サプリメントでDHAを摂取できれば安心です。
DHAの摂取は、妊娠初期から妊娠後期まで全ての妊娠期間で推奨されています。また、母乳にもたくさんのDHAが含まれています。そのため、出産後の授乳期までDHAを継続して摂取しましょう。
男性も葉酸サプリを飲んだほうがいい?
女性の妊活・妊娠に欠かせない葉酸は、実は近年、男性のコンディションに良い影響を与えるという研究が見られるようになり、男性にも重要な役割を果たしていることがわかってきました。
葉酸は女性だけでなく、妊活中の男性のコンディショニングを整えるうえでも大事な栄養素なのです。
そのほか、抗酸化作用を持つ「ビタミンE」、細胞の代謝をサポートする「亜鉛」なども、妊活中の男性が積極的に摂取したい栄養素です。
ビタミンEは抗酸化作用を持つ代表的な栄養素で、ストレスと戦う男性におすすめです。しかし、このビタミンは体内での合成がほとんどできません。そのため、食事やサプリメントでの摂取が大切です。
亜鉛は、遺伝子情報の発現に関わり、前立腺や性腺に高濃度に含まれているミネラル。たんぱく質・核酸の代謝に関与し、妊活中の男性の健康をサポートします。
男性が葉酸サプリを選ぶ場合は、これらの栄養素が含まれているかどうか、確認してみるとよいかもしれません。
食生活を栄養バランスのよいものに見直してみましょう
偏った食事や栄養バランスの崩れた食生活は、身体のコンディショニングの低下を招きます。
妊活中は男女ともに、日々の食生活が乱れていないか、栄養バランスが偏っていないかなど、一度ご自身の食生活を振り返り、見直してみましょう。
例えば、妊活に重要とされるビタミンやミネラルの不足は、野菜不足が影響していることが多々あります。まずは「野菜を多めに」を意識した食生活に変えてみましょう。
また、糖質や脂質の摂りすぎはよくありません。かといって、それを極端に控える食事もよくありません。
三大栄養素である炭水化物、脂質、たんぱく質をしっかり摂取するとともに、副菜などで野菜や果物も加えた、栄養バランスのとれた食生活を、パートナーと一緒に実践していきましょう。
そして食事だけでは摂取しきれない栄養素は、サプリメントで補っていきましょう。
葉酸サプリの選び方
これらの内容を踏まえサプリメントを選ぶ際は、価格で選ぶのではなく、葉酸の配合量や、一緒に配合されている成分など、以下の5つのポイントをしっかり見て選ぶことをおすすめします。
葉酸サプリを選ぶ5つのポイント
- 葉酸以外に鉄分、ビタミンDが配合されている
- ビタミンがバランスよく配合されている
- モノグルタミン酸型葉酸である
- 飲みやすい
- 葉酸が400μg以上含まれている
これまでお話ししてきたように、栄養素は体の中でお互いに助け合って働いています。そのため、葉酸サプリを選ぶ場合は、妊娠中に不足しがちな栄養素や葉酸の体内での吸収を助ける栄養素を一緒に含むものがおすすめです。
また、せっかくサプリメントを飲むのであれば、体内利用率が約85%、つまり摂取したうちの8割以上を利用できるモノグルタミン酸型葉酸を、厚生労働省の1日あたりの推奨量である400μg以上含むものがよいでしょう。
さらに、毎日続けて飲めるよう、小さな錠剤で匂いや味がない、1回に飲む粒数が多すぎないといった飲みやすさも大切な要素です。
これらのポイントを踏まえたうえで、信頼性のあるサプリメントを選びましょう。
どの葉酸サプリを飲んだほうがよいのか悩んでいる方は、国が推奨する栄養量※と葉酸サプリの栄養量を、ツールで比較してみるのもおすすめです。
妊活中・妊娠中に必要な栄養量が摂れる葉酸サプリかどうか、パッケージ写真をアップロード、またはサプリ名や成分を入力するだけで、簡単に比較することができます。
※厚生労働省: 「日本人の食事摂取基準(2020年版)」策定検討会報告書 女性・妊娠初期(30~49歳)における1日の推奨量・目安量
あなたの体を考えた、根拠がある葉酸800+のエレビットを選びませんか
赤ちゃんを十分な葉酸濃度でお迎えできるように、エレビットには葉酸がたっぷり800μg含まれています。
葉酸800µgとビタミンB群などが含まれるエレビットを摂取すると、体内で悪影響を与える悪玉アミノ酸「ホモシステイン」を減らすことが臨床試験結果からわかっているのです。
ホモシステインは、葉酸やビタミンB群が体内で十分にはたらいていればメチオニンという必須アミノ酸にリサイクルされ、体を健康に保つのですが、栄養素が足りないと体内に蓄積され、さまざまな臓器に悪影響を与えます。ホモシステインが体に蓄積されないためには十分な葉酸とビタミンB群が必要で、エレビットは葉酸のほかにも、体のしくみにもとづいた合計18種類の栄養をバランスよく含んでいるため、根拠を持っておすすめできます。
おなかの赤ちゃんとママの健康を守るため、根拠のある葉酸800+のエレビットを選びませんか。
葉酸以外の栄養もサポートしてくれる葉酸サプリがおすすめ
このように葉酸サプリを摂取して、その栄養素を有効活用するには、葉酸だけでなく、その吸収と代謝を高める亜鉛、ビタミンC、B6、B2、B12といった栄養素が配合されたり、妊娠中に不足しやすい鉄やビタミンDが配合されたり、葉酸以外の栄養もサポートすることが大切です。
まずは、厚生労働省が推奨しているサプリメントからの葉酸摂取量=1日あたり400μg以上の葉酸が含まれていること、そして、体内で葉酸をうまく働かせられる栄養素が含まれていること、サプリメントを選ぶ際には、成分表で含有栄養素の種類もしっかり確認しましょう。
マルチビタミンサプリ「エレビット」は、産婦人科医推奨No.1※の葉酸を含むマルチサプリで、おなかの赤ちゃんの成長に不可欠なマグネシウムや葉酸をはじめ、12種類のビタミンと6種のミネラルを配合しています。
病院やクリニックでも取り扱っていますので、安心して葉酸サプリメントを摂取したいという方は、活用されてみてはいかがでしょうか。
妊活・妊娠中の栄養摂取やサプリメントについて気になることがあれば、かかりつけの医師や薬剤師に相談しましょう。
※2023年2月 株式会社RJCリサーチ調べ インターネット調査 調査対象:産婦人科、産科、婦人科、生殖医療関連診療科 150名
この記事は2024年2月27日時点の情報です。
※2023年2月 株式会社RJCリサーチ調べ インターネット調査 調査対象:産婦人科、産科、婦人科、生殖医療関連診療科 150名
Last Updated : 2024/Feb/27 | CH-20240226-02