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「共育(トモイク)プロジェクト」ってどんな取り組み?
2025年9月9日
令和7年7月4日(金)、厚生労働省は、「イクメンプロジェクト」の後継事業として、「共育(トモイク)プロジェクト」をスタートしました。
これまでの「イクメンプロジェクト」によって、男性の育児休業取得率は急激に上がり、令和5年度には30.1%と過去最高になりました。さらに、2025年7月に発表された最新の数値では40.5%まで増えています。子どもが生まれてから8週間以内に最大4週間休める「産後パパ育休(出生時育児休業)」制度も始まり、以前よりも男性が育休を取りやすくなってきています。一方で、女性の育休取得率は86.6%と高い水準を保っています。政府は、2025年までに男性の育休取得率を50%、2030年には85%にするという目標を掲げています。
男性の育休を取る人が増える一方で、「休んでも実際には家事や育児にあまり関わらない」という「とるだけ育休」という課題も出てきています。そこで、新しく始まった「共育(トモイク)プロジェクト」では、育休を単に「休む」ためではなく、家事や育児を夫婦で見直すきっかけとし、また男性の育児参加を妨げている長時間労働の見直しなどにも取り組むことが目的になっています。
この「共育(トモイク)プロジェクト」が目指すのは、「子育てはひとりで抱え込むものじゃない。家族みんなで、そして社会全体で一緒に担っていこう」という未来。
これからどんな広がりを見せるのか、注目したいですね。
共育(トモイク)プロジェクトプロジェクト公式サイト
www.https://tomoiku.mhlw.go.jp/
厚生労働省令和6年度育児休業取得率の調査結果公表
https://tomoiku.mhlw.go.jp/img/0730/document_R6.pdf
Last Updated : 2025/Sep/9 | CH-20250901-34