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妊婦さんの食べ物~必要なもの・控えるべきもの・NGなもの~

妊娠中に気をつけるべきことのひとつが、食べ物です。妊娠中に食べたことで、母体だけでなく、胎児への影響が心配される食べ物があります。妊娠中に必要な食べ物とNGな食べ物について、詳しく解説します。

妊娠中に摂るべき栄養素や食べ物


妊娠中は、胎児の発育や母体の保持のため、妊娠前に比べて多くの栄養素が必要です。そのため、3食栄養バランスの取れた食事を食べることが大切になります。
特に、妊娠中には下記の栄養や食べ物を意識してとりましょう。
 

葉酸

葉酸とは、ビタミンB群の一種で、細胞の増殖に必要なDNA合成に使われる栄養素です。妊娠初期には、胎児の脳や脊髄の元になる神経管が作られ、その際に葉酸が多く必要になります。
葉酸は、枝豆、アスパラガス、ほうれん草、大豆製品などに多く含まれます。
 

鉄分

鉄分とは、ミネラルの一種で、赤血球のヘモグロビンに多く存在します。妊娠すると、胎児の成長や胎盤の形成などに多くの鉄が必要です。
鉄分は、豆製品や、ホウレンソウ・小松菜などの野菜、ひじきなどに多く含まれます。
 

カルシウム

カルシウムとは、人体に最も多く含まれるミネラルで、胎児の骨や歯を作るのに必要な栄養素です。
カルシウムは、牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの乳製品、骨ごと食べられる小魚、大豆製品、野菜類や海藻などに多く含まれます。
 

食物繊維

食物繊維とは、人の消化酵素で消化することのできない物質で、整腸作用や、脂質・糖・ナトリウムなどを吸着し、からだの外に排出する働きがあります。
食物繊維は、さつまいも、切り干し大根、かぼちゃ、ごぼう・ブロッコリー・モロヘイヤ・豆類などに多く含まれます。

妊娠中に控えたい栄養素や食べ物


妊娠中に食べる量を控え目にしたいものが下記のとおりです。
 

カフェイン

カフェインを摂りすぎと、流産や、赤ちゃんが低体重になるおそれがあります。また、鉄分の吸収を阻害するため、コーヒーは1日2杯程度までにしておくといいでしょう。
 

インスタント、加工食品

インスタント食品や加工食品は、塩分や脂肪が多く含まれているものがあります。購入時に栄養表示を見るようにしましょう。
 

マグロや深海魚などの魚

マグロやクジラ、キンメダイなどの深海魚は、メチル水銀という物質を多く含みます。高濃度のメチル水銀は、胎児の神経系に作用し、神経障害や発達障害を引き起こす可能性がありるため、食べる量には注意が必要です。
 

レバー

レバーには、レチノールという動物性ビタミンAが多く含まれます。レチノールは摂りすぎると胎児に先天性の異常などの影響を及ぼす可能性があるため、特に妊娠3ヶ月以内の妊婦さんはレバーは控えましょう。

妊娠中にNGな栄養素や食べ物


妊娠中は食べることを避けるべき食べ物が下記のとおりです。
 

お酒

妊娠中にお酒を飲むと、胎児に奇形や脳障害を引き起こす「胎児性アルコール症候群」を発症するおそれがあります。
 

生肉

生肉には、トキソプラズマという寄生虫やカンピロバクター、腸管出血性大腸菌などの病原菌が潜んでいるおそれがあり、胎児に先天性の異常を引き起こす可能性があります。
 

生魚

生魚には、腸炎ビブリオやノロウイルスなどの食中毒菌やウイルスがいる場合があります。これらは下痢や腹痛、嘔吐などの症状を引き起こし、子宮収縮や脱水を起こすおそれがあります。
 

生卵

卵は、殻や卵の中にサルモネラ菌がいる場合があり、生で食べることで感染する場合がありります。腹痛や、激しい下痢、嘔吐などを引き起こし、子宮収縮や脱水をおこす可能性があります。
 

ナチュラルチーズ、生ハム、スモークサーモンなど

ナチュラルチーズなどにはリステリア菌という食中毒菌が潜んでいる可能性があります。妊婦が感染すると、流産や早産、死産の原因となる場合があります。

摂りにくい栄養素はサプリメントで

妊娠中は栄養バランスの整った食事をとること、妊娠中には避けるべき食事をとらないことが大切です。毎日の食事だけではとりにくい、葉酸や鉄分、カルシウムなどの栄養素はサプリメントを併用するのもいいですね。特に葉酸は、厚生労働省などから食事に加えてサプリメントでの摂取が推奨されていますので、ぜひ取り入れてみましょう。
不安なことがあればかかりつけの医師に相談しましょう。

この記事は2021年10月6日時点の情報です。
 

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Last Updated : 2021/Sep/30 | L.JP.MKT.CH.04.2021.2517