エレビット

トップ>妊活TOP>妊活中に知っておきたいこと>妊活の「悩み」に関するコラム> 母子手帳はいつどこでもらえる?いつまで使うの?

Share!
facebook
Twitter
LINE
 

【看護師監修】母子手帳はいつどこでもらえる?いつまで使うの?

病院で妊娠していると診断され、市区町村の窓口に妊娠の届け出をすると、母子手帳がもらえます。正式には「母子健康手帳」と呼ばれるもので、妊娠中のお母さんや赤ちゃんの記録であり、出産から育児までのアドバイスが書かれた指南書でもあります。母子手帳はどのようなものか、いつどこでもらえるのか、どんなふうに使えばいいのか、いつまで使うのか、などみていきましょう。

母子手帳とは?

妊娠中や乳幼児期は、赤ちゃんが健康に成長していくための基礎作りとなる時期であり、母子の健康状態が急に変わる時期でもあります。そこで、お母さんと赤ちゃんの健康を守るために、母子手帳がつくられました。母子保健法第16条では「妊娠の届出をした者に対して、母子健康手帳を交付しなければならない」と定められています。

母子手帳の役割は大きくわけてふたつあります。ひとつは、妊娠、出産、育児期間を通して、お母さんと赤ちゃんの健康状態を記録して管理すること。もうひとつは、栄養や予防接種、育児のしおりといった、妊娠期から乳幼児期にかけて役に立つ情報が載っているため、子育てのガイドブックとして使えるというものです。さらに、妊娠中や出生時、誕生日などに、そのときの気持ちや体の様子を記録できる欄もありますので、あとから見返すことで子育て期を振り返ることもできます。

母子手帳はどうやってもらえるの?

医師に妊娠していると診断されたら、早めに市区町村に妊娠届を提出して母子手帳を受け取りましょう。

もらえるタイミング

医師から母子手帳をもらうように言われたら、早めに受け取りましょう。受け取るタイミングは、心拍が確認できるころから11週までが一般的ですが、産院や地域によってすすめられる時期は異なります。
なお、市販の妊娠検査薬で妊娠の判定が陽性になっただけでは母子手帳の手続きはできません。必ず医療機関を受診し妊娠の診断を受けてから、母子手帳を受け取りましょう。

※多胎妊娠の場合は赤ちゃんひとりにつき一冊受け取ることができます。

妊婦健診はどんなことをするの?服装は?費用は?

母子手帳は毎日持ち歩きましょう 

医師が妊娠中の経過を書き込む必要があるため、妊婦健診、健康診査、保健指導などを受けるときは、必ず持って行きましょう。また、外出先でなにかあったときには、かかりつけ医ではない医師に診てもらうこともあるでしょう。母子手帳があれば、それまでの経過がわかりやすく、適切な処置をしてもらいやすいので、外出時には必ず持ち歩くようにしてください。

出産後も、乳幼児健康診査や予防接種の際には必要となり、母子手帳を持っていることで、地域や企業などが行っている育児支援サービスなどを受けられることもあります。

妊娠中から幼児期にかけては特に、母子手帳と一緒に診察券やお薬手帳、筆記用具などが必要になることが多くありますので、母子手帳ポーチにセットにして入れておくといいでしょう。母子手帳ポーチはさまざまなものが販売されており、領収書やレシート、薬、エコー写真などを入れるスペースがあるものもありますので、使いやすいものを選びましょう。