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妊娠体験、出産体験でわかること~パートナーへの理解を深めるために~
実際に自分が体験して、はじめてそのたいへんさがわかるということはありませんか?
妊娠・出産は妊婦さんにしか体験することができません。パートナーがどんなに「わかってあげたい」「つらいときに変わってあげたい」と思っていても、妊婦さんの気持ちを理解することは難しいはずです。
そこでおすすめなのが、妊娠体験や出産体験といった疑似体験です。相手を理解することにつながる妊娠体験や出産体験が、どのようなもので、どんな場所で行われているのか知っておきましょう。
妊娠や出産を体験した気持ちになれる妊娠体験、出産体験
男性が妊娠や出産を実際に経験することはできませんが、妊娠や出産を疑似体験することはできます。
妊娠体験として、お父さんが妊婦体験ジャケットを着用し、おなかに赤ちゃんと同じくらいの体重~12kgほどの重りをつけることで、おなかに赤ちゃんがいるような疑似体験をします。この格好で、背伸びして高いところのものを取ったり、かがんで足元のものを拾ったり、階段の上り下りをしたり、といった動作をするのはとても大変です。
この体験を通して、妊婦さんにとってはちょっとした動作すらも大変だということを、身をもって実感し、いたわりの気持ちも生まれることでしょう。
出産ついては、実際の立会い出産で体験することができます。
立会出産する場合、事前にお産のしくみや流れについて理解を深めておきましょう。当日は、自分が出産に参加しているという気持ちで、パートナーの腰をさすってあげたり、手を握ってあげたり、やさしく声をかけてあげたりします。
パートナーをサポートしてあげることで、きっとふたりの絆も深まるでしょう。
妊娠体験、出産体験は自治体や病産院など身近な場所で参加できます
妊娠体験ができるのは、おもに両親学級です。両親学級は自治体や病産院などで行われますが、土日メインでお父さんだけが参加できる父親学級が開催されることもあります。自治体の場合は基本的に、住まいのある自治体、もしくは里帰り出産をする自治体で参加できます。
また、産まれてくる赤ちゃんの両親や家族のみが参加できることがほとんどです。
両親学級では、妊婦体験ジャケットを使った妊娠体験や、妊娠中の⽣活、お産の経過、産後の⽣活、⺟⼦保健サービスの紹介などの講義、抱っこやおむつ交換、沐浴体験、立会い出産のときの呼吸法などの実技も体験できます。
出産体験は、立会い出産のできる病産院で行うことができます。ただし、両親学級に参加していることが立会い出産の条件となっている場合もあるため、立会い出産を希望する場合は、あらかじめ病院に確認しておくようにしましょう。
現在は、新型コロナウイルスの流行を受け、両親学級が開催されていない、もしくはオンラインでの開催となっている場合があります。また、立会い出産についても、病院によっては行っていない場合もあります。
両親学級への参加や立会い出産を希望される方は、事前に各施設へ確認するようにしましょう。
妊娠体験、出産体験に参加してみましょう
パートナーが妊娠体験や出産体験をすることは、妊婦さんの気持ちや苦労を少しでもわかってあげられるというメリットがあります。妊婦さんにとっては、パートナーが理解しようとしてくれることが、出産や子育てする上での安心感にもつながるでしょう。
おなかに重りをつけて妊娠体験したり、両親学級で講義を聞いたり、実技に参加したりすることは、パートナーにとって出産が自分ごととなり、父親としての自覚の芽生えにつながることでしょう。
また、立会い出産で出産体験をすると、辛さを分かち合ったことでふたりの絆が深まったり、一緒に参加したという気持ちから、パートナーのより大きな喜びにつながることでしょう。
今はコロナ禍で、両親学級への参加や、立会い出産が難しいこともあるかもしれませんが、機会があればぜひ参加してみることをおすすめします。
妊娠中に知っておきたいことをまとめたページも参考にしてみてください。
妊娠中に必要なこと
また、立会出産などについて気になることがあればかかりつけの医師に相談しましょう。
この記事は2021年10月6日時点の情報です。
※2024年1月 株式会社RJCリサーチ調べ インターネット調査 調査対象:産婦人科、産科、婦人科、生殖医療関連診療科 150名
Last Updated : 2021/Sep/30 | LMR-CH-20210816-10