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【エレビット】、第69回生殖医学会学術講演会にてプレコンセプションケアをテーマとしたシンポジウムを実施

2024年12月4日

産婦人科・婦人科医師推奨No.1*のプレナタルサプリメント「エレビット」は、2024年11月14日(木)、愛知県名古屋市にて開催された第69回日本生殖医学会学術講演会・総会にて共催シンポジウムを実施しました。
今回の共催シンポジウムのテーマは「生殖領域における先制医療~プレコンセプションケアの価値~」であり、生殖医療専門医3名によりプレコンセプションケアとその取り組みについてさまざまな角度から知見が共有されました。

※2024年1月 株式会社RJCリサーチ調べ インターネット調査 調査対象:産婦人科、産科、婦人科、生殖医療関連診療科 150名
※プレコンセプションケア:将来の妊娠を考えながら女性やカップルが自分たちの生活や健康に向き合うこと

第69回生殖医学会学術講演会にてプレコンセプションケアをテーマとしたシンポジウムを実施

【バイエル薬品共催 シンポジウム概要】

開催日時:11月14日(木)15:30~17:00
「生殖領域における先制医療~プレコンセプションケアの価値~」

座長:絹谷産婦人科 院長 絹谷正之 先生

絹谷正之 先生

講演1「ナッジを効かせるプレコンセプションケア外来戦略」

演者:torch clinic 院長 市山卓彦 先生

絹谷正之 先生

少子化がすすむ中で、国内には顕在的な不妊症患者が50万人、潜在的な不妊症患者が約280万人いることが推計されます。この50万人の顕在層患者からさらに医療のアクセスを広げていくためには、約280万人の潜在的不妊症患者にプレコンセプションケア外来の認知を拡げ、行動変容を促していく(ナッジを効かせる)ことの重要性が話されました。実際にtorch clinicではプレコンセプションケア外来の約3割が不妊治療に移行しており、行動変容により治療への移行率をあげることで、患者の希望に沿った家族計画を実現することにもつながり、結果的に出生数に寄与する可能性も出てきます。プレコンセプションケア外来の認知拡大することにより、患者の行動変容を促すことが、生殖医療従事者が与える価値が発揮できるのではないかと提言がされました。

講演2「プレコンセプションケアの最新エビデンスから今するべきこと
~プレコンセプションケア宣言から7年でわかったこと~」

演者:川崎医科大学 産婦人科学教室 特任准教授 太田邦明 先生

絹谷正之 先生

プレコンセプションケアがこれまでどのような概念で提唱され続けてきたのかを振り返るとともに、プレコンセプションケアの一環である、「将来の妊娠を考える女性における葉酸摂取」の重要性は特に注目すべきであると話されました。妊娠前の遅くとも1か月以上前からの葉酸サプリメント摂取が、ホモシステイン値を下げ、胎児の先天性疾患を予防に寄与する報告も共有されました。プレコンセプションケア推進については、国際産婦人科連合(FIGO)の栄養チェックリストの活用や、医療従事者への教育の必要性について紹介。特に、医療従事者間でのプレコンセプションケアや葉酸摂取の重要性の認知が課題であり、産婦人科全体により浸透することで、結果的に患者さんひとりひとりの葉酸摂取率が上がっていくことが期待されるのではないかと提言されました。

講演3「未来をつなぐ:
~生殖医療施設で実践できるプレコンセプションケア~」

演者:亀田IVFクリニック幕張 院長 川井清考 先生

絹谷正之 先生

妊娠を希望する女性やカップルの目線に立ち、生殖医療におけるプレコンセプションケアの価値を届ける工夫について発表されました。例として、実際に患者さんの目線では自然妊娠を期待しますが、医療者目線としては、適切なタイミングで治療計画を助言することに重きを置く。このギャップに課題があると据え、患者さんの目線に立ち、もっと前段階でプレコンセプションケア案内すること。さらにその一環として葉酸サプリメント摂取を推奨し、行動変容を促す(ナッジを効かせる)ことの利点が共有されました。プレコンセプションケア実践のポイントとして、最後に、妊娠を望むカップルの行動変容のために医療従事者側が伝えたいことを、より患者に伝わるような「伝え方の技術」を日々意識し磨いていくことが重要であると提言されました。

 

最後に、座長の絹谷正之先生より、本シンポジウムにより、生殖医療におけるプレコンセプションケアの重要性が明確化されました。さらに、日々の治療に全力に取り組むとともに、将来の妊娠を望む女性やカップルに対して、プレコンセプションケアの認知向上についても、医療従事者が大事な役目として積極的に関与していくべきであると提言されました。


第69回日本生殖医学会学術講演会・総会 概要
開催日時:2024年11月14日(木)~11月15日(金)
会場:ポートメッセなごや (愛知県名古屋市)
https://site2.convention.co.jp/jsrm2024/
 

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※2025年1月 株式会社RJCリサーチ調べ インターネット調査 調査対象:産婦人科、産科、婦人科、生殖医療関連診療科 150名

Last Updated : 2022/Apr/1 | CH-20220330-35