Home学ぶ:妊活中の心とからだ医師による女性の心とからだづくり講座ストレスと妊娠の関係:浅田 義正先生

医師による女性の心と
からだづくり講座

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不妊治療の成功には、患者さんの年齢とエビデンスに基づいた質の高い治療が大切です

日本では現在、約15人に1人の赤ちゃんが体外受精で誕生し、不妊治療による妊娠・出産が一般的になりつつあります。生殖医療施設の受診時期の見極め方や、初診時の診察内容、受精卵を凍結するメリットなどについて、日本での顕微授精治療・研究をけん引してきた医療法人浅田レディースクリニック理事長の浅田義正先生にお話を伺いました。

――不妊治療というと敷居が高く感じられ、最後の手段と考えがちですが、どんなタイミングで受診したらよいのでしょう。受診時期の見極め方を教えてください。

日本産科婦人科学会の「不妊」の定義は、妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性行為をしているのにもかかわらず、1年間妊娠しなかった場合です。30代前半までのカップルで避妊せずに性生活をしていれば、半年で約7割、1年で約8割は妊娠するからです。ただし、女性の加齢と共にその確率が下がっていきます。ですから、女性が35歳以上なら、その後の時間のことも考えると、半年様子を見ても妊娠しなければ生殖医療機関を受診してもよいのではないかと思います。心配なら、結婚を決めてすぐに生殖医療施設に相談に行ってもいいくらいです。もちろん20代の人でも、「不妊かも」と懸念があるなら、いつでも受診してください。「来るのが早すぎる」と怒る医師なんていません。相談が早ければ、いろいろな手が打てるので、むしろ大歓迎です(笑)。

――初診のときには、どんな検査をしますか。夫婦で受診する必要がありますか。

まずは内診と経腟超音波(エコー)検査で、子宮や卵巣の状態や病気の有無をチェックします。また、血液検査で女性ホルモンの分泌や甲状腺の機能なども調べます。検査内容は医療機関や月経周期によって異なりますが、当院では患者さん全員に対し、血液検査でAMH(抗ミュラー管ホルモン)も調べます。子宮口から造影剤を注入し、レントゲンで卵管が詰まっていないかをみる子宮卵管造影検査を行う医療機関もありますが、この検査は痛みを伴うので当院では実施していません。患者さんが痛みを感じずに安心して検査や治療を受けられるようにするのが当院のモットーだからです。そのため、卵管の詰まりはレントゲンではなく、エコー用の造影剤を使い、エコーで調べています。
受診は必ずしも夫婦一緒でなくてもいいですが、不妊の原因は男性側にもありますので、男性も一度は受診して採血や精液検査などを受ける必要があります。

――AMHを測るのはなぜですか。AMHが低ければ、妊娠は難しいのですか。

AMHは、発育課程にある卵胞から分泌されるホルモンです。この数値は卵巣予備能、つまり、卵巣内にどのくらいの数の卵子が残っているかを示します。実は、AMHが低いからといって妊娠率も低いわけではなく、この値がゼロに近くても自然妊娠している人は少なくありません。最も妊娠率に影響するのは「卵子の老化」としての年齢です。また、生活習慣などでAMHの値を改善することもできないのが実情です。ではAMHを測るのはなぜか。それは、どのくらい卵子が残っているのかを見て、不妊治療ができる期間が限られているのかどうか判断するためです。年齢とAMHの値など患者さんの状態に合わせて、科学的根拠(エビデンス)と経験をもとに、最も早く結果が出る最先端の不妊治療を提供することが大切なのです。

――浅田レディースクリニックでは、受精卵を全て凍結すると聞きました。家庭の冷凍庫をイメージすると、なんだか怖い気がします。受精卵を凍結するメリット、デメリットを教えてください。

はい。2012年から全例の受精卵(胚)を一時的に凍結し、融解して子宮に戻す「凍結融解胚移植」を行っています。凍結融解胚移植のメリットは、受精卵を凍結せずにそのまま子宮に戻す「新鮮胚移植」よりも、1回あたりの妊娠率が10~15%高くなることです。採卵した生理周期にそのまま受精卵を戻す「新鮮胚移植」では、その周期に使用した排卵誘発剤の影響で子宮内膜の変化が進んでしまい、着床能が落ちてしまう。でも、次の周期以降に胚移植を行えばこの問題は解決されます。
ただ従来の凍結法では、受精卵の細胞が壊れてしまう“凍結障害”が起こりやすいという問題がありました。これを解決したのが、マイナス196℃の液体窒素で瞬時に凍結する「ガラス化法」という技術です。家庭の冷凍室とは違う、極度に低い温度と瞬間凍結の技術の登場で、受精卵の凍結障害はほぼ無くなりました。今や日本で、体外受精で生まれる赤ちゃんの約8割が凍結受精卵から生まれています。
また、受精卵を一度に何個か凍結しておけば、人生一度の採卵で2人目、3人目の治療も「卵子の老化」を心配せずに計画的にできるのも、女性の負担を減らせるという意味でも大きなメリットでしょう。

――受精卵を培養しているラボの様子を、患者さんが実際に見られるのは画期的ですね。

2010年に、浅田レディース名古屋駅前クリニックを開院した際、見せることを前提にした日本初のガラス張りの培養室「見えるLab®」を作りました。受精卵が培養される様子を見ることができれば、患者さんの安心感が高まると考えたからです。将来的には、アプリを使って、自分の受精卵がいまどのような状態なのかリアルタイムで見られるようにしたいと考えています。名古屋のクリニックは宇宙船をイメージしたラボでしたが、ここ、品川のクリニックのラボは、森の中を歩いているイメージで生命の温かみを感じられるようにしました。採卵時は麻酔をして痛みのない治療を行っているため、採卵後にゆっくり休むためのベッドも36台備えています。この休憩室の規模は、日本でも最大級です。

――妊活中の女性に、おすすめのサプリメントがあったら教えてください。

当院では、受診を希望する方には必ず受診前説明会に参加してもらっています。患者さんにも卵子と精子の役割など、正しい知識を身につけてもらうことで、お互いの信頼感も高まると考えているからです。この説明会ですすめているのが葉酸サプリメントの摂取です。妊娠する1カ月以上前から葉酸サプリメントを毎日とることで、赤ちゃんの先天障害のリスクが下がることが科学的に証明されており、厚生労働省も推奨しているからです。一方、インターネット上では患者さんの不安をあおるような不妊症ビジネスが横行していますが、今のところ、サプリメントをとるメリットが証明されているのは葉酸だけ。ネット上の怪しい情報に振り回されないよう注意してください。

Dr.浅田のチェックポイント!

  • 不妊症かもしれないと思ったら年齢にかかわらず、いつでも生殖医療機関へ

  • 不妊の最大の要因は加齢

  • AMHが低くても妊娠率が低いわけではない

  • 凍結した受精卵を使う移植法で妊娠成功率がUP

  • 痛みが少なく、エビデンスに基づいた不妊治療を受けよう

浅田 義正先生プロフィール

>浅田 義正先生
医療法人 浅田レディースクリニック理事長

1982年名古屋大学医学部卒業。93~94年、米国最初の体外受精専門施設に留学し、主に顕微授精(卵細胞質内精子注入法:ICSI)の基礎的研究に従事。95年、名古屋大学医学部附属病院分院にてICSIによる治療を開始し、同年5月、精巣精子を用いたICSIによる日本初の妊娠成功例を報告。98年ナカジマクリニック不妊センター開設。2004年浅田レディースクリニック(現・浅田レディース勝川クリニック)開院。10年に浅田レディース名古屋駅前クリニック、18年には浅田レディース品川クリニックを開院。理化学研究所、大阪大学、近畿大学などとも生殖医療に関する共同研究を行っている。日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医、日本生殖医学会認定生殖医療専門医。『不妊治療を考えたら読む本 科学でわかる「妊娠への近道」』(ブルーバックス、講談社)など著書多数。


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※2018年5月 (株)カンター・ジャパン調べ インターネット調査 調査対象:産婦人科、産科、婦人科、生殖医療科、不妊治療科178名

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