Home妊活・妊娠お役立ちコラム妊娠中妊娠中:からだの準備について

妊娠中:
からだの準備について

妊娠おめでとうございます!

妊娠したと聞いたあなたの頭の中は「からだはどのように変わっていくの?」「赤ちゃんはどれくらいのスピードで成長するの?」といった疑問でいっぱいのことでしょう。妊娠期間中に何が起こるのかは人それぞれですが、このページでは妊娠期間を3つに分け(初期、中期、後期)、それぞれの期間で起こることをご紹介します。

妊娠について詳しく説明したウィークリーニュースレターをご希望の方は、メールアドレスをご登録ください。

妊娠初期0~13週

正確な受精日を知るのは難しいため、妊娠日は直近の月経開始日から割り出します。一般に排卵は月経周期の半ばに起こり、月経周期の前半の2週間は妊娠していませんが、この計算方法では前半の2週間も妊娠期間に含めて数えます。

直近の月経開始日から3週前後で卵子が受精すると、女性ホルモンの作用によって、からだに変化が現れ始めます。その結果、次のような症状を経験することがあります。

妊娠初期では、
女性の50~80%が、
吐き気や嘔吐などの
つわりの症状を経験します

  • つわり

    妊娠初期は女性ホルモンの分泌量が増えるため、妊娠した女性の50~80%が吐き気や嘔吐などのつわりの症状を経験します。「つわりが起こるのは朝だけ」というのは誤解で、実際は昼夜を問わず起こります。つわりの症状はほとんどの妊婦さんが15週以内に消失しますが、まれに妊娠中ずっと続く方もいます。

    つわりの症状が重い場合は、吐き気をもよおす食品を避け、少量の食事を数回に分けて摂るようにしましょう。油っこいものや香辛料の強い食品は避け、水を十分に飲んでください。本サイトの妊娠の栄養に関するページのつわりの軽減に役立つヒントに詳しい情報を載せています。なお、つわりの症状が重く、心配な場合は、医師に相談してください。

  • 乳房の変化

    乳房が大きくなりはじめ、痛みを感じるかもしれません。乳首は大きくなり黒ずんできて、目立ってくることもあります。

  • 疲労感

    黄体ホルモンの分泌量が増えるほか、赤ちゃんの発育のために母体が酷使されることから、疲労感が残ることがあります。できるだけ足を高い位置に上げて、健康的な食事を摂るように努めましょう。特につわりの症状が重いときは注意してください。

  • 感情の高揚

    女性ホルモンの分泌量が増えるため、普段よりも感情的になります。パートナーや友人にも理解してもらいましょう。

  • 嗜好

    特定の食品が食べられなくなったり、逆にどうしても食べたくなることがあります。からだに悪影響を及ぼすような嗜好の変化でなければ問題はありませんが、気になるようでしたら、かかりつけ医師、薬剤師、助産師に相談してください。

  • 頻尿

    体内の水分が増して子宮が膀胱を圧迫すると、頻繁にトイレに行きたくなります。膀胱への圧迫を最小限に抑えるために、尿意をもよおしたときには我慢せずにトイレに行きましょう。

  • めまい

    時々めまいがすることがあるかもしれません。これはホルモンの変化によるものです。長時間立ち続けないようにするとともに、座った状態や横になった状態からは、ゆっくり起き上がるようにしましょう。めまいがひどい場合は、直ちに医師に診察してもらいましょう。

  • 胸焼けと便秘

    食物の消化、吸収に時間がかかるようになるため、胸焼けや便秘が起こりやすくなります。
    胸焼けを軽減するためには、普段よりも食事の量を減らし、揚げ物や香辛料のきいた食品、炭酸飲料を控えるようにしましょう。その他の方法については、妊娠の栄養に関するページをご覧ください。
    便秘を解消するためには、繊維質を豊富に含んだ食品を多く摂り、活動的な生活を送って水を十分に飲みましょう。下剤の服用を検討している場合は、必ず医師に相談のうえ、服用の許可をもらってください。

  • 皮膚の変色

    女性ホルモンの作用によって、顔や腹部に黒っぽいシミができることがあります。このシミは日光に当たると悪化するため、屋外では日焼け止めクリームを塗って皮膚をしっかり保護しましょう。外出の際には、長袖のシャツを着て、日焼け止めクリームを塗り、帽子をかぶりましょう。

  • 食欲増進

    胎児を成長させるという使命感から空腹を感じることが多くなるかもしれませんが、「2人分」食べる必要はありません。空腹を感じたら、果物やヨーグルトなどの健康的な食品を選んで食べるようにしてください。

妊娠初期の母体の変化

受精から約6日後に胎芽が子宮内膜に着床します。胎芽に栄養を供給し保護するために、胎盤、へその緒(臍帯)、羊膜が形成され始めます。
妊娠初期の末頃には、お腹を触ると子宮の存在を感じることができるようになり、お腹も膨らみ始めます。

妊娠初期の赤ちゃんの発達

妊娠初期が終わる頃の赤ちゃん

主な臓器が完成して血液が流れ始めます。
性器が発達しはじめます。
腕と脚から指が現れて、爪が見えます。
顔のつくりが完成します。
頭からお尻までの長さが約4 cmほどになり、人間らしくなります。赤ちゃんは羊膜のなかで動き回りますが、まだお母さんが赤ちゃんの動き(胎動)に気づくことはありません。

妊娠中期14~27週

妊娠中期に入ると、つわり、乳房の痛み、疲労などが解消されてくるため、ほとんどの女性は妊娠初期よりも楽になります。しかし、いくつかの新しい症状も現れるため、それに備えておきましょう。

  • うずきと痛み

    身体を伸ばすと、脇と下腹部に軽いうずきや痛みを感じることがあります。また体重が増えると腰痛やこむら返りが起こることがあります。これらの症状に効果のある簡単な体操を医師に教えてもらいましょう。

  • 鼻づまり

    ホルモンの分泌量が増えるため、鼻がつまったり、鼻血が出ることがあります。

  • 歯ぐきの軟化

    歯ぐきから出血しやすくなるため、口の中の衛生状態に気を配り、歯みがきの際には力を入れすぎないように注意しましょう。

  • 皮膚のうずき

    成長中の赤ちゃんがぶつかると腹部の皮膚が伸び、うずくことがあります。妊娠線が生じるのを防ぐために毎日保湿クリームを塗るようにしましょう。

  • 静脈瘤と痔

    妊娠中は静脈瘤や痔が生じやすくなります。長時間立ち続けたり、座り続けたりすることを避けるとともに、座ったときに足を組むのは止めましょう。痔になったときは医師に薬を処方してもらいましょう。

  • おりもの

    この時期に帯下と呼ばれるサラサラとした白色のおりものが出るのは、めずらしいことではありません。おりものは膣を健康に保つために分泌されるものです。おりものの状態や色が心配な場合は、医師に診察してもらいましょう。

  • 息切れ

    赤ちゃんに酸素を運ぶためにお母さんの肺は普段よりも多量の酸素を処理することから、息切れを感じたり、呼吸が早くなったりすることがあります。

妊娠中期の母体の変化

17~21週以降から、赤ちゃんが動くのを感じるようになるでしょう。これを「胎動」といい、初めはお腹の中でピクピクするような感じがします。
妊娠によるお腹の膨らみは、赤ちゃんが成長している証です。

妊娠中期の赤ちゃんの発達

妊娠中期が終わる頃の赤ちゃん

赤ちゃんが動きまわり、お腹に触れたときや音に対して反応します。
まぶたが開き始めるとともに、まつげや眉毛が生えてきます。
皮膚は繊細な羽毛のような体毛と、胎脂と呼ばれるクリームのような白色の物質で覆われています。
飲み込みやおしゃぶりなどの反射運動が始まります。
髪の毛が生え始めます。
指紋が形成されます。
身長が約35 cmになります。

妊娠後期28週~出生

赤ちゃんはもうそこまで来ています。出産間近の数週間は、赤ちゃんの体重が増え続け、狭いスペースで動き回るため、不快感が増すかもしれません。できる限り休息をとるように務めましょう。妊娠中期で現れた症状の他にも、次のような症状が現れることがあります。

  • 手足や顔のむくみ

    体内の水分が多すぎると手足がむくみ、顔が腫れている感じがすることがあります。できるだけ足を上げた姿勢をとるようにしましょう。

  • お乳の漏れ

    乳首から初乳(出産後3日頃までに分泌され、母乳に切り替わるまでの間、赤ちゃんに栄養を与えるために乳首から出る液体)が漏れ始めることがあります。衣服にシミが残らないように胸パッドをつけましょう。

  • 母体の準備が整うと、
    出産に備えて子宮の軽い収縮を
    感じることがあります

  • ブラクストン‐ヒックス収縮

    母体の準備が整うと、出産に備えて子宮の軽い収縮を感じることがあります。これをブラクソトン-ヒックス収縮と呼び、不定期かつ断続的に現れます。収縮が強くなり、一定間隔で起こるようになった場合は、陣痛が始まった可能性もありますから、医師に連絡してください。

妊娠後期の母体の変化

出産予定日に近づくと、体重は妊娠前よりも5kg以上増加していることでしょう。この増加分のほとんどは、赤ちゃん、胎盤、羊水、増えた体脂肪、体液の重さです。
37週で妊娠満期とみなされます(正期産)。

妊娠後期の赤ちゃんの発達

妊娠後期が終わる頃の赤ちゃん

赤ちゃんの頭はおそらく下を向いて骨盤内に収まっており、いつでも出て来られる状態にあります。
赤ちゃんの身体の組織は完成し、子宮の外でも機能する準備が整っています。
身長は約50 cmになっています。

妊娠に関するその他のヒント

妊娠に備えて、さらに準備したいとお考えの場合は、このサイトの妊娠の栄養に関するページと、生活習慣についてに関するページをご覧ください。お母さんの体調を整え、成長する赤ちゃんのニーズを満たすために役立つ情報が満載です。

エレビットの購入はこちら

病院・クリニック・調剤薬局でも
お買い求めいただけます。

お買い求めなら

オンラインショップ

お近くの取扱い店舗を探す

クリニック検索